クロスガードとクローズドガード

JUGEMテーマ:ブラジリアン柔術

 

私が通ってるトライフォースでは技の名前を海外基準にするために、ポジションや技の名前が英語での名前(特にアメリカ?)に寄せたものになっています。ブラジリアン柔術の技やポジションの名前は時代によって変化したり、時として同じ名前でも人によって解釈が違ったりします。なので正直ややこしいです。

 

たとえば、クロスガードクローズドガード。これを同じものと考えている人がいますが、英語ではぜんぜん違うガードです。クローズドガードはこれ。

 

なんですが、昔これをクロスガードと呼ぶ風習が日本にあったので、今でもクロスガードという人がいます。たしかにクローズドよりもクロスのほうが日本人には、馴染みやすいのはなんとなくわかります。クローズドという言葉が日常で出てこないからです。

 

しかしクロスガードというのは実は別にあるんです。cross guradと英語で呼ばれている、このガードです。これの特徴は、手のグリップが対角(クロスグリップ)なことと、オープンガードの一種であるということです。なので、クローズドガードをクロスガードと呼ぶと、混乱する人もでてくるでしょう。

 

なんでも英語基準にしなくてもいいじゃないか?という人もいると思います。確かに技の公用言語が道場内だけなら、それでもいいでしょう。しかし、たとえばテクニック動画を買った場合などに、自分の目当てのテクニックを目次で探すのに苦労したり、人に説明するときに、十分に伝わらないこともでてくるでしょう。

 

一方、なんでもかんでも英語にしてもどうなんだろう?みたいなのもあります。たとえば、袈裟固。これは、トライフォースでは、クロスボディコントロールと呼んでいます。試合のセコンドが「袈裟で抑え込め!」みたいな場面で、「クロスボディコントロールで抑えこめ!」みたいなのはちょっと効率が悪い気もします。すでに日本で浸透している短い名前の場合は、そっちのほうが便利なこともあるでしょう。

 

ただ、私はブラジリアン柔術の、この細かい、動きや状態、ポジション、ガード、技、形などにあらゆる名前がついていること、そのことが、ブラジリアン柔術の進化を促進させていると思っています。今まで名前がついていなかった部分に、名前がつくと、あきらかにそれ以前と以降では分析する項目が増えるからです。柔術は動画でのテクニック共有がものすごいですが、こういった名前を知ったり、使ったり、また作ったりすることによってシステマティックに理解が深まると思います。

 

たとえば、新しいちょっと複雑なテクニックをクラスで習ったときに、その確認中パートナーに、たとえば「前半は肩で回るベリンボロで、ここでアンダーフックで二の腕取って、あと、そこはツイスターフックだね」みたいな風に説明することがよくあります。つまりこの場合、3つのキーワードに細かい情報を内包することができます。もちろん前提知識が必要ですが、今の柔術はこういった抽象的に名前を理解していないと、なかなか読み解くのは難しいのです。

 

柔術をはじめたばかりの人は、それがとてもむずかしいことのように思えると思います。しかし、この何でも名前がついているという格闘技は他に無いと思うので、是非オタクになって楽しみましょう。


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