柔術をやめちゃう理由。続けられる理由。
JUGEMテーマ:ブラジリアン柔術
毎年毎年、この季節になると新規の会員が増えて、道場が賑やかになります。しかし私のように9年も続けていると、ちょっと、うがった見方をしてしまいます。
この中の何人が1年後に残っているかな・・。
そんな風に見てしまうんですね。別に偉くもなんともない私ですが、今回は少しだけ上から目線で語ります。
不思議なもんで、この人強くなりそうだな。とかセンスあるなーとか思った人でも1年後にはいなくなることは多くて、逆に、この人全然センス無いな。という人の方が、気がついたらもう3年もいるんだ!?って驚くことがあって、しかも必ず強くなっています。(なぜなんでしょうね。)
続かない人の一番の理由に、柔術は未経験からだと、最低半年、長くて1年くらいは上の帯からなかなか一本取れないということです。逆に言うと、その間毎回一本取られまくります。時には痛い思いもします。しかし何よりも屈辱感を味わいつづけます。強くなれると思って柔術を始めたのに、全然強くなれない。その理由がわからずに、誰にも相談できずに、フラストレーションが溜まって、最終的に道場に行くのが面倒になるのです。(多分そう)
これってまぁ、青帯以上なら誰でも、あーわかる。と思うと思います。うまくなれば白帯のだめなところというのが、自分の過去を見るかのごとく、見てとれます。
この問題どうやったらクリアできるのでしょうか?このブログでも過去に書いたかもしれません。しかし、今の私の視点から言うと、答えはシンプルです。
やられること(一本取られること)を含めて、柔術の技術に関心する。
これしかないですね。自分より上の帯の人が、絶対的に体格、体力で勝っている。そしてそれにより自分がひたすら負けている。と感じるのであれば、柔術の技術を学ぶよりも、筋トレをしたほうが早く強くなれそうです。
しかし、もし、相手が力ではなくて、技術であなたを封じたり、いなしたりした上で一本取っていると感じるのであれば、そこには、優れた柔術の技術(テクニック)が含まれています。
強い先輩方は、必ず優れた技術を持っています。優れた技術を学ぶためにブラジリアン柔術の道場に定期的に通って、クラスを受けてテクニックへの理解を深め。さらに効率的に相手を倒すための哲学を続けているのです。そしてそれが大好きなのです。
早く強くなりたい。と焦る気持ちはわかりますが、大事なのは一つ一つの技術をキチンと学んで、その裏にある法則(このブログで言えば黒帯脳シリーズで表現しているもの)に時間をかけてでも、気がつくことです。
その間は、ひたすら苦行のような気がするかもしれませんが、相手の技術に関心することを覚えれば、やられても楽しい。極められても楽しい。そんな境地を味わえます。
そして、恥ずかしがらず、先輩にクラス後でもいいので、やられた技について教えてもらうといいですね。これを繰り返すことによって、いつの間にか数多とあるテクニックの吸収スピードがあがるのです。
最近はじめた人の何人かが「この記事を読んでやめずに済んだ。」といってくれるのを何年後かに、どこかで教えてくれるのを楽しみにしています。
- 2018.02.17 Saturday
- オッサンの一人語り
- 14:52
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- by 藤原