『50歳からでも始められる格闘技』メガネ卸屋 武田靖之さんインタビュー
JUGEMテーマ:ブラジリアン柔術
『柔術と人』第二弾。今回も私の身近な練習仲間の紹介です。
武田靖之(たけだ やすゆき)さん トライフォース新宿所属(59歳 2016年現在)
〇お仕事は?
メガネの卸屋をやっています。
〇 格闘技歴は?柔術をはじめようと思ったきっかけは?
高校、大学で空手部、30歳過ぎてからボクシング、50歳過ぎてからの柔術です。高校で空手を始めたのは、細かったので強くなりたかったから。大学でも続けたのは、怖い先輩がいて辞めさせてくれなかったからです。30歳過ぎてからのボクシングは運動不足解消と、空手部時代は寸止め空手だったため、実際の打ち合いとはどんなものか興味があったからです。今やってる柔術は、これまでやってこなかった組み技系格闘技を体が動くうちにやってみたいと思ったからです。
〇 好きな格闘家は?
子供のころは、プロレスラー、空手部時代、ボクシング時代はそれぞれに好きな格闘家はいましたが、今は何といっても、師である芝本先生。クロングレイシー、あと総合格闘家の所英男さんです。
〇 柔術以外の趣味は?
山登りです。もともと柔術のための体力づくりで始めたのですが、山登り→温泉→BBQ→テント泊の流れに、がっつりとはまってしまい、特にBBQはBJJよりも好きかも?
〇 家族には柔術をやっていることをなんて言われているんですか?
これは直球で、「年寄の冷や水」と言われています。ただ、青帯をとってきた時は、本当に真面目にやっているんだと少し驚いたみたいです。
〇 ブラジリアン柔術の醍醐味は?
柔術はもともと、高専柔道、帝大柔道から発展してきたもので、複雑さとクレバーさを感じます。また発展途上にあるスポーツであるがゆえに、複雑な技を練習し身につける家庭で、自分なりの工夫を加え、そこからみんなで、新しい技を開発できる、作っていける事がほかのスポーツにない最大の醍醐味だと思います。
〇最近よくベリンボロを練習していますが、どうですか?
柔術を初めて既に6年、ところがボトムポジションからの技がまったくできてない事に最近になって気が付いてしまいました。
ダメだなーと思い、もう一度ゼロからのスタートのつもりで取り組むことにしました。ありがたいことに一緒に練習している仲間が、クラス後に付き合ってくれたり、さまざまなアドバイスをいただいたりで、幸せな環境と素晴らしい仲間たちに感謝しています。
〇 同じくらいの年齢の人で柔術を初めてみようかと考えている方に一言。
柔術がうまくなる為には、フィジカルが半分、座学(のように、頭で技を理解し覚える)が半分だと思っています。なぜなら、それだけ技が複雑で種類も多いからです。レスリングやボクシングのようにフィジカル練習が大きなウェートを占めるのとは少し違っています。(と思います。)僕ももうすぐ、大台(60歳)ですが、柔術は少しづつゆっくりと技を身に着けていけば、たとえおじさんでも、充分、若者とスパーリングを楽しめます。スローライフ、スロー格闘技なんて感じでゆっくりと長く続けたいと思っています。
藤原
いつも笑顔で練習しているTKD(武田)先輩。年齢を感じさせないパワーファイターです。今日もガチスパーしてきました。得意技は今成さん仕込みのフットロック。技への探求心が半端じゃなく、誰よりも楽しんで柔術しているTKD先輩にあこがれます!!これからもよろしくお願いします。
- 2016.06.07 Tuesday
- 柔術と人
- 13:40
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- by 藤原