柔術道場の選び方 2016年版
さて、これから柔術を初めてみたい。というあなた!!!道場は決まりましたか?東京には沢山道場がありますが、地方にはまだまだ全然ブラジリアン柔術は普及していませんよね。ですので、地方の方は、あまり選択肢はないと思います。しかし東京にはじわじわと新道場が増えているんです。
以前、柔術道場の選び方がわからない。という記事を書きました。あれから早1年半も経つんですね。そこで今回、新装版。
柔術道場の選び方 2016年版を公開します。
今回は前回と違って、かなり細かく解説していますので、あなたがもし、道場を決めかねているのでしたら以下の項目を見て道場選びの参考にしてください。また、今回、私が思う、優先順位順に並んでいます。つまり上の方から重視するのがよいかと思いますよ。ではご覧ください。
☑家から近いか。また駅からの距離
これが究極です。前にも書きましたが私は道場からチャリで3分くらいのところに住んでいます。これが一番続けるコツです。ただし、もし以下の事で、天秤にかけているのであれば、遠くても通う意味があるでしょう。
☑カリキュラムの充実度
道場のカリキュラムというのは、非常に重要です。ブラジリアン柔術というのは常に進化しています。普遍的な基礎があり、そのうえで最新の技術があります。ということは、まず基礎のカリキュラムがしっかりしている道場を選び、かつ最新の技術を使いこなす先生がいるところが、おすすめです。どうやって見分けるか??例えば道場のスケジュールなどに、今月のカリキュラムなどを公開しているところはいいかと思います。そして、最新技術を使わないと勝てない試合で勝っているインストラクターがいる道場、これは道場ブログを見ればわかるかと思います。しかし、これも選ぶ一つの指針にすぎません。
☑初心者にやさしいか
どんなに、カリキュラムが充実していようとも、初心者を置いてけぼりにするようなシステムですと、行く意味はないでしょう。ブラジリアン柔術は、週に2回通ったとして、完全なる初心者が、なんとなくできるのに半年は要します。その間にやめていく人も大勢います。その理由は、例えば、初心者が前からいる先輩に話しかけられない状況ができあがっていたり、初心者向けのクラスがなかったり、とにかく練習がきつかったり、初心者をサポートするシステムができてないことです。ついてこれるやつだけついてこい。という道場もあると聞くので、そこは体験入会して雰囲気を感じてください。
☑設備・清潔さ
ぶっちゃけ、シャワーがあるかないか。がまず大きな壁です。設備投資できない道場もたくさんあると思うので、大きな声では言えませんが、私自身シャワーがある道場に移籍して、快適さに驚きました。そして、私の場合は、お金を払って道場に置き道着しています。つまりいつも手ぶらで道場に言っております。最高です。清潔さに関しても重要です。掃除が行き届いている道場は神格さが増します。そう。道場は神聖な場所であってほしいのです。それ以外に筋トレのための器具が充実しているか。も、一つの指針でしょう。私は一切筋トレしないので、どうでもいいですが。
☑インストラクターの実績
インストラクターが強い道場というのは、魅力的です。なぜか?それは教えるのがうまいから?いや。違います。先生が強いと、その弟子であることを自慢できるからです。教えるうまさは関係ありません。もちろん、強くなれるノウハウは沢山もっているかもしれません。しかし、そのことと指導力というのは必ずしも比例しません。あなたが、有名な先生の元で習いたい。というブランド力を得たいのであれば、選ぶ指針にしてください。世界大会でナンバー8とかは、自慢できますよ。
☑柔術を趣旨としているか
柔術だけを教えているのか、柔術以外も教えているのか。これは実は非常に重要ですね。どっちもアリなんですよ。ピュアに競技柔術だけを教えている道場の傾向はやはり、モダン柔術へのコミットが早いです。総合系の道場は総合を学ぶことができますが、モダン柔術はひょっとしたら教えてないかもしれません。(私が知らないだけですので、何とも言えません。)そういうのがありますので、自分が総合もやりたいのか(キックボクシングやボクシングも)、柔術だけをやりたいのかで、選ぶ指針になるでしょう。
☑ブランド力はあるか
最近は柔術道場もブランド性をアピールすところが増えてきました。オリジナルの道着を出したり、支部を増やしたり、マーチャンダイズ展開したり、すごいところは、アパレル展開までしたり。これらは、その道場に対しての帰属心を高める重要な施策です。私自身、道場が出す新しいTシャツなんかは漏れなく買ってます。それを普段着るのが誇らしいのです。そう。これも結局自分が誇らしくなるために有効なんですよね。俺は有名な道場で格闘技やってるぞ!みたいなのを誇示したいというか。情けないですけど、そういうのって本当に効果あります。
☑インストラクターの多さ・クラスの多さ
インストラクターの多さは、クラスの多さです。クラスが多ければ練習に行ける回数も増えます。先生一人のところは、なかなか大変だとは思いますが、会員が多いところは会員が多いからクラスが増えるのか、クラスが多いから会員が増えるのか、その辺はわかりませんが、私はクラスが多いところで練習したいです。
☑毎日やってるか
上の項目とかぶりますが、毎日やってる道場って今後は需要高まると思います。連休になったら柔術三昧だーー!!と思ったら道場も休みって悲しいですね。毎日やっている道場って意外とないんです。
☑会員数
会員が多いと、練習が捗ります。私は少人数でやるのも大人数でやるのもどっちも好きです。ただし、大は小を兼ねるので、多いほうがいいです。レクリエーションとか、もりあがります。
☑道場の色が自分とあっているか
これは、ちょっと最初は意味がわからないと思いますが、道場によって色があります。たとえば、すごい規律正しいところや、脱力系でギャグ多めのところや、経営者の方針によってさまざまです。やはり体験時にそれを感じ取って、自分に合ったところに決めるのがいいでしょう。
☑イベントごとはあるか
レクリエーションとかですね。BBQとか、あと道場マッチとか。そういうのって盛り上がるんですよ。大人の部活の楽しみの一つです。そういうのも、その道場のブログをさかのぼるとわかると思います。
☑支部の多さ
支部が多いと、何がよいか。もちろん出稽古に行くのも楽しいですよね。支部割引とかありますし。ただ、やっぱりこれも実は支部が多いと、俺は、有名なでかい道場にいってるだぜ!と自慢できるからよいのです。人に言うときに威張れるのです。割と重要です。
☑会費
安ければいいというものではありません。高いからこそいい面もあるのです。例えば、ある程度会費が払える身分の人しか来ないからマナーが良い人が多いとか。また設備の充実度にかかわってきますよね。そうです。サービスにお金を払えるのです。もちろん、学生や女性は優待価格になっていることも多いです。逆に安いからこそ、通いやすい面というのもあると思います。その辺はご自分がどこにポイントを置くかで決めてください
☑選手を目指すのなら、サポートはあるのか
柔術というのは、まだまだなかなか飯が食える競技ではありません。若い人材は全然足りませんし、国内では競技としては、まだまだ盛り上がってません。せっかく若い人が柔術を始めて、好きになっても、これでは飯がくえないな。と思ってやめていくパターンも多々あります。ですので、道場は率先して、やる気のある若者をサポートするべきなのです。現在様々な道場が、いろんな施策を講じています。もしあなたが選手としてやっていきたいのであれば、そういう道場を選ぶべきです。たいていHPで宣伝しています。
以上ですかね。ほかにも思いついたら付け足していきます。
道場関係者はひょっとしたら耳が痛い内容かもしれません。しかし会員はお金を払う立場ですので割とシビアに見ています。せっかく入会した人がすぐやめてしまう理由は実は上の中にあるかもしれません。
初心者に優しい道場、フィジカルスペース(荻窪駅1分)
- 2016.04.26 Tuesday
- オッサンの柔術はじめの一歩
- 22:07
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- by 藤原