不器用な人でも柔術はできる。
JUGEMテーマ:ブラジリアン柔術
柔術は不器用な人でもうまくなれる。
そう思う今日この頃。
実は自分は過去にやった、いくつかのスポーツでは、かなり覚えが悪いほうでした。
人が数か月で覚えるものも2年くらいかかる。2年後にいきなりブレイクスルーが来て
その時には部活が終了。なんてこともありました。
なぜ、そんなに時間がかかるのか、自分でもよくわからないのですが
柔術においては、結構、教えられなくても次々に覚えることができました。(青帯の僕レベルの話で。)
特に初めて1、2年は攻撃の技よりも防御の方法が先に見えてきました。
例えば、「さっき喰らった、三角絞めをもう喰らいたくない。」と思った場合。
スパー中に、解決法を導き出すことも珍しくありません。
それは、例えば、片腕だけガードの中に入れとかない。や
相手のパンツを掴んでおくこと。や、ひざを立ててコンバットベースをキープする事だったかもしれませんが、
何度も喰らうと、さすがに相手の攻撃パターンが見えて来て
その対処法が自然と自分の中から出てくるんです。
当然強い人は、それを防がれたときに次の攻撃を浴びせてきます。
しかし、それも、繰り返し身体で受けるうちに、こう来たら、次こうくる。と
勝手に身体が覚えていくのです。
なぜ、僕はほかのスポーツではダメだったのに
柔術だと、そんなに早く覚えられたのか。
これは仮説ですが、スパーで動きを早く覚える理由は
危機的状況において、人間の本能の部分が目覚めちゃうからだと思います。
つまり防衛本能です。柔術は当然安全なスポーツですが
同時に、その気になれば相手を殺めることができる、殺人術でもあります。
やはり、腕を折られる!や首を絞められる!というときには
人は自然と覚醒します。多分これまで経験したことのない恐怖を
本能の部分が感じ取っています。
格闘技全般そうなのかもしれませんが、強い人と戦うと
そういう、ヤバい!と思う瞬間があります。
その瞬間に自分でも思ってもみない、解決法が出てきて、うまくいけば
以後それが身に付きます。
まぁそれは非常に単純な動きに限った話でそのうち、柔術がいかに戦略的に、
複雑な身体動作を組み合わせたアーティスティックなスポーツか理解していくんですけどね。
そういう上手い人とやると、いつの間にか捕まって、気が付いたら極められている。という
感じで、怖いというよりも、ただただ上手いなぁ。とやられているのに感心してしまうのです。
多分過去に僕がやったスポーツでは、さすがに殺される!死ぬ。と思った瞬間は
なかったので脳が寝ていたのかもしれません。不器用な人は繰り返し繰り返し
同じ動作をやって無意識に刷り込まなきゃいけない。なんて、よく言いますが
柔術でもそういうドリルで覚えていくこともありますが、
柔術のスパーはボサっとしてると、すぐやられるので、なるだけ集中して覚醒状態に
自分でもっていって、本能で使える動きを掴みとるのがいいんではないかと思います。
というわけで、不器用な人でも死の恐怖を味わえば
目が覚めて柔術はすぐうまくなる”かも”よ。という話でした。
参考動画
・・・参考になりませんね。
- 2015.06.12 Friday
- オッサンの柔術はじめの一歩
- 17:54
- comments(2)
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- by 藤原
中井祐樹さんに憧れ、パラエストラを一度見学に行ったのですが、中井さんの師匠は、佐山さんであり、佐山さんの師匠はアントニオ猪木であることに気付きました。
全日派だったはずの私が、パラエストラに入門すれば、源流は猪木ということになるのかななどと妄想を広げています。
この参考動画は、とても参考になりました。