『柔術とサーフィンと』アウトドアブランド勤務 岡 秀樹さんインタビュー

JUGEMテーマ:ブラジリアン柔術
 

今日も私の練習仲間を紹介します。我々の中では一番イケてるオヤジ柔術家です。


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·お名前と年齢、所属道場、帯色をおしえてください。

岡 秀樹 おかひでき (44)トライフォース新宿 所属、茶帯

 

·どんなお仕事をされているんですか?
外資系アウトドアブランド、リテール部署にいます。神田にある店舗で働いています。


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·リテール部署って何をするところなんですか?
リテールって横文字でカッコつけてますが、小売、販売部門でアシスタントマネージャーをしています。


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·柔術歴について教えてください。

柔術は神戸にあるグレイシーバッハで始めて、歴は11年くらいになりますが関東に転勤になってトライフォースで再開するまでに3〜4年のブランクがありました。

 


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·3、4年ぶりに復帰したときの最初の感想をおしえてください。
 体力的にも筋力や持久力はもちろんですが全部落ちてて、ちゃんと染み付いていない技や技術も全く蘇らなくて…凹みました。染み付いている技もわずかですがありました。

 

 

ただゆーっくり失われた時間や柔術にまつわる事を今の最高の環境で呼び戻そうというのが当面の目標においていたので一から出直すつもりで始めたんですが、やはり茶帯を巻かせてもらっていて、他道場からの復帰でしたので勝手にプレッシャーも感じていました 笑
 

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·どれくらいのペースで練習しているんですか?

練習ペースは週2回ですね今は。

 

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·岡さんの年齢をきいてびっくりしたんですが、(44)柔術にはアンチエイジング効果があるとおもいますか?
そうそう44歳。マツコデラックスと同い年です。アンチエイジング効果、かなりあると思いますよ。中身も外見も、取り組み方にもよりますが。メタボな人でただ普通にスパーまでやれるくらいの練習量こなしてれば、単純に痩せると思います。

 

ただある一定まで行くと、止まるので練習こなしてるだけではそれ以上は望めないですけど。あと、なりたい体型のイメージとそれ用の筋トレと食事変えると一気に来ます、柔術は顔を変えます、顔つきというか、日々スパーリングこなす事でなんか闘争心みたいなんが顔に出るみたいです。

 

·どんなきっかけで柔術をはじめたんですか?
きっかけは当時30代、サーフィンをまあ真剣にやろうと波を求めていろんな土地に行ってたんですが、当時は地元関西でなかなか波に恵まれませんで…休みに必ずサーフィンが出来るかって言うとなかなか難しく、生涯取り組めると真剣に向き合うものの、身体はなまる一方だったので、サーフィン以外のスポーツというか一方波乗りしてもコンディション落ちないようにと鍛えてはおきたいなという思いまして。

 

 

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さかのぼると小学生の野球に始まり、バスケ、アメリカンフットボールとずっとスポーツやって、それなりのレベルで頑張っていたんです、とくにアメフトはフィジカルの重要性を思いしらされまして、身体の鍛え方みたいなんはそこで覚えました。

 

サーフィンはまた全然違うんですが…あっ話し戻すと、サーフィンの為に身体鍛えると言っても、ジムよりは何か技術を学びながら、その為に必要な筋肉や柔軟性が欲しいし長続きするだろうなあと。

 

昔から怖いけど憧れのあった格闘技がいいなと、細くて強い、柔らかい筋肉、練習方法もカッコよく、習得すると人生に役立つものって事で考えたのがボクシングか柔術でした。

 

ボクシングはそのストイックな世界観、柔術はそこまで詳しくはなかったんですけど、UFCでも柔術出身選手も多かったですし、またボクシングとは違うシュールでストイック、ハードコアなイメージがありましたし、少しサーフィンとも文化的に絡む部分もあって興味を持っていました。

 

そう考えていた時に、当時の職場から徒歩1分のところにグレイシーバッハが出来て!これは運命だなと、すぐに入会しました。長くなりましたが、それがきっかけです。



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·ハードコアなイメージがあったそうですが、実際やってみてどうでしたか?
やってみて、扉開いて足踏み入れたら、そうですね。かなり感じました。技術に関してはもちろん深いです、先に述べたように柔道との繋がりや歴史もなんですが、寝技の攻防でカウンターがあるなんて。とか、道着も悪そうなデザイン多いし、試合会場なんかも独特の雰囲気でした。

 

せっかくやるんなら、追い込みたかったですし、柔術のハードな側面の情報を取り入れてたのもありますね。今のオープンな感じよりも、実際10年前でも第3世代くらいなんでしょうか、三回くらい波来てるのに人口やジムがめちゃくちゃ増えた訳じゃ無いですしマイナーの域は良い意味でも悪い意味でも出ないんじゃないかと、広めたいと言いながら、限られた世界も嫌いじゃないので。

 

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一番好きで、ハードコアだなあと思うトレーニングは道着懸垂でよくやってました。地味ですよね、モテないトレーニングですよ。


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·柔術とサーフィンは相性はいいですか?

結論から言うと良いと思います。よくバランス感覚が…似てるみたいに言われますが、確かに波も人も自然のもんですし、サーフィンで言う乗ろうとする波は当たり前なんですが、どれも違う、大きさ、力、速さ、崩れ方、右向き左向き、あげたらキリ無いですが一個一個違うんです。

 

 

柔術もルールこそありますが、倒す、返す、締める、制すなどの過程で、相手が同じでも、全く同じ展開や動きは無いですよね、そういった仕組みの中で一個一個違う波や人に立ち向かうって所が似てるというか考え方として同じような向き合い方なのかなあと思います。

 


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余談ですけど、欧米では特にカルチャー、ストリートってくくりでサーフィンやスケボー、などと並べて柔術がありますね。もちろんコアな格闘技なんですがそういう相性というか繋がりを感じる事はありますね、西海岸やハワイでもサーフィンと柔術やってる人多いですよね。ブラジルでは柔術家によるサーフィン大会もあって、ヒクソンさんやグレイシーファミリーも出てるんですよね。個人的にはそういうのも良いけど武道というかそのルーツみたいな所もしっかり抑えたいと思ってますけど。



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·岡さんにとっての柔術の魅力を教えてください。

年齢性別問わず、また他のスポーツの経験なくても、生涯取り組んで探求出来て、コンスタントに成長を実感出来る所。

 

最初の敷居は低いけど、時間をかけて学ぶべき技術や心得が無数にあって、うまい具合、タイミングでそれらをクリア、習得出来ていく事で次に出来ることを欲してしまう中毒性みたいな感じ、実はそれらの事はコアな格闘技の先端な技術からルーツである柔道やレスリングの基本的なものまでいつの間にか学んでいる事とかでしょうか。

 

また、内面的には学ぶ場所にもの寄りますが少なからず武士道や礼儀など、体を合わせて行うスポーツ故に大切な部分も学ぶというか感じとれる事、一対一なので試合やスパーリングではどんな苦境に置かれても自分1人の体力、精神、知恵で乗り切る必要があるところとか。挙げれば切りないですね…とりあえずこの辺にしときます笑




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·今後の抱負を聞かせてください。

そろそろ復帰して一年になります、現在の位置を確認する意味でも試合に出て行きたいなーと。後はおこがましいんですが、自分のやってきた経験やって立場を活かして柔術を広めて行きたいですね。出来れば子供の頃からやって欲しいですけど、大人でもちょい鍛えたいとか趣味持ちたいって人にも知って欲しいし、柔術通じて日本男児を育みたいですねえ。

 

ルーツっていう訳じゃないけど、特に地方にはすごい味があって歴史や情緒が滲みでている武道場や体育館併設された道場が無数にあって都会じゃ考えられない安い値段で1日借りられたりするんです。昔ながらの畳であったり、立派なんです町の柔道教室や剣道など行われてたり、でも全然使われてなくて。そういう何かが宿ってそうな施設が田舎には沢山あるし、所属や柔道柔術関係なく交流したり、多分外国の方も好きそうな雰囲気、歴史、ルーツなどを感じさせる場所なんで今後発展してきたらそういうツアーというか文化的な打ち出しとかも、やれたらなあとか漠然とですが思ってたりします。

 

·ありがとうございました。イケてるオヤジ柔術家 岡さんでした。

 

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サーフィンやってる人は丘では、柔術をやろう。


『アメリカで柔術やってます。』商社勤務 宮本周平さんインタビュー

JUGEMテーマ:ブラジリアン柔術

 

みなさんアメリカの柔術事情って知りたくないですか?今回は、知り合いのアメリカニュージャージー州在住宮本さんをインタビューしました。ではご覧ください。

 

宮本周平(みやもとしゅうへい)さん。41歳 

Silver Fox BJJ(シルバーフォックスBJJ、米国ニュージャージー州、)青帯(2016年現在)

 

 

●お仕事について教えてください。

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一言で言うと日系の中堅の商社/メーカーで開発営業をしています。2003年からアメリカ赴任になり、これまでミネソタ州、コロラド州、ニュージャージー州で仕事をしてきました。主なテリトリーは北米とヨーロッパ。現地の顧客のニーズを聞いて、それをアジアの担当者に伝え、開発し販売するというビジネスモデルです。単純なもの、簡単なものでは商売にならないので、いつもどうやって他との差異を際だたせることが出来るかというのを考えています。

 

 

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私の担当している主な製品は印刷機の部品や太陽光パネルを生産するための設備に入る部品ですが、最近では日本酒を世界に広めようというプロジェクトにも参加しています。このプロジェクトでも私は北米、ヨーロッパが担当で、日本での日本酒消費量が減少している中、レアな日本酒を世界に紹介しようと日本、香港、上海の社員と一緒にトライしています。「数百年続いた酒蔵が無くなっていくのを見るのは忍びない」ということからこのプロジェクトが始まったのですが、今はアメリカやカナダのアルコール飲料製品に関する法的な規制への対応に四苦八苦しています。


元々大学、大学院では機械工学を学んでいたのですが、今はそれとは全く関係のない製品を扱うことも珍しくなくなってきていますね。フレキシブルに何でもしないと食っていけない。(笑)

 


●柔術歴について教えてください。

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柔術歴は2年2ヶ月です。始めたのはコロラド州にあるPrime BJJ(プライムBJJ)という道場です。仕事の関係で2015年6月にニュージャージー州に引っ越してきてから現在のシルバーフォックスBJJで練習をしています。ちなみにシルバーフォックスBJJはヘンゾ・グレイシー系の道場です。


 ●どんなきっかけで柔術をはじめたんですか? 

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もともと大学時代に少林寺拳法系の拳法をやっていまして格闘技にはずっと興味がありました。2003年に米国に来てからはジムに行ってウエイトトレーニングや遊びでウォールクライミングをやっているだけで、それ以外は特に何もしていませんでした。

 

そんな中、子どもが地元の学校に通うようになり英語も理解できるようになってきた頃に「何か一緒にできるものは無いか」と思っていました。その当時は特に武道でなくても良かったのですが「とりあえず親子で同じスポーツができたらな」と漠然と思っていました。

 

 

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ちょうどその時、大学時代の後輩から七帝柔道記を勧められまして、読んで感銘を受け、更に同じ時期に別の友人の子どもがブラジリアン柔術をやっていることを知り、その道場に見学に行きました。即決でしたね。

 

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子どもたちが伸び伸びと楽しそうに練習をしているのを見て、行ったその日にその場で始めることを決めました。その時一緒に始めた長男も私と同じ道場でまだ柔術をやっています。今では私の方が柔術に入れ込んでしまっている感もあるのですが。


●通ってるアカデミーの練習メニューってどんな感じなんですか?

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今の道場の例を挙げますと、柔術のクラスはベーシッククラスとアドバンスドクラスに分かれています。レッスンはともに一時間。前後でクラスが有るので始まりも終わりも時間は厳守されます。


ベーシッククラスでは道場内でのジョギング、エビなどの基本運動、ストレッチがあった後、テクニックの時間となります。

 

テクニックはテイクダウン→ポジショニング、エスケープを2〜3種→関節技か絞め技という手順で解説することが多いですね。インストラクターが見本を見せて重要な点を解説した後、それを生徒が、なるべく背丈が同じくらいの人が組んで、二人一組になって繰り返し練習する。ベーシッククラスではスパーリングがありません。


アドバンスドクラスでは最初の準備運動がなく、その代わりに二人一組なって「フローロール」というものを行います。ちなみにアメリカではスパーリングのことをローリング(rolling)と言います。これはブラジリアン柔術特有の言い方だと思います。

 

このフローロールは通常のスパーリングの数十パーセントの力とスピードで動きを確認しながら交互に技を掛け合います。こちらのクラスでは背丈も体格も何もなく自由に二人一組になります。


その後、インストラクターのテクニックの時間となります。アドバンスドクラスでは少し難しいテクニック、例えばベリンボロ、デラヒーバガード、エックスガードなどを学びます。それが終了したら5分4ラウンドのスパーリングがあります。


最初に通った道場はベーシッククラスから入ったのですが、練習の一日目からいきなりスパーリングに参加できましたので、習熟度に応じてのスパーリングの有無は道場の方針によるのだと思います。


ベーシッククラスもアドバンスドクラスも両方共、月曜日から土曜日まで毎日ありますので好きな日に好きな時間に行けば良い。忙しい人や曜日を決めて通うことの出来ない人でも続けやすいシステムになっていると思います。


今通っている道場もそうなのですが、中規模以上の道場にはほとんどGiとNo-Giのクラスがあります。またキックボクシングのクラスも有り柔術と合わせて参加している人も多いです。中にはプロのMMAの興行に出場している人もいますね。


たまにアメリカ国内で出稽古をすることがあるのですが、一方がグローブを付けて、一方がグローブ無しでというような変則的な状況で練習をしているところもあります。実戦になると相手が殴らないという保証はない。セルフディフェンスの観点ですね。普通の乱捕りとは全く異なるので2分限定でも普段の倍以上に疲れます。


●やはりアメリカでは柔術は流行っていますか? 

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(NYタイムズスクエアでもレスリング大会をやったりと、組技は浸透している様子)


いろいろな人に聞きますが、ここ5年ほどで急激に競技人口は増えているようです。私はまだ二年しか柔術をやっていませんが、レスリング道場を間借りして柔術道場を始めた黒帯の人を何名か知っています。

 

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また、日本でも問題になっている小中高のいじめの問題はこちらでもあります。何かあったときのために対処できるようにと子どもに柔術を習わせる親も多いですね。女性のみのクラスを設けて、セルフディフェンスを前に打ち出してPRしている道場もあります。


そういう意味で言うと従来のメイン層である20代〜30代の男性だけでなく、幅広く拡大してきているとも言えると思います。たまに柔術のTシャツを着ている人を見ますし。

 

そしてこれはアメリカと日本との文化的な話になりますが、アメリカの柔術の道場の色んなところを訪問して感じたことなのですが、得てして日本のいわゆる武道とは対極だと感じます。良い言い方をしたらフレンドリー、悪くいうと礼儀がなっていない。

 

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例えば今通っている道場はシルバーフォックスBJJという名前なのですが、これは道場主のニックネーム「シルバーフォックス」から来ています。柔術の技術書「Fluid BJJ」も書いている人なんですが、私はこの道場主を本名で呼んだことがありません。どの生徒も50歳に近い道場主を「フォックス」と呼んでいます。

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皆、彼の本名を知っているのですが、ほとんどの人が愛称で呼んでいますね。和やかな雰囲気の中、柔術を楽しんでいます。


逆に、これは私が初めて見たときに非常に驚いたのですが、先生やコーチの話を聞くときでもマットの上に寝転んで聞いていたり、肘をついて聞いていたりする生徒も見受けられます。またマットにあがる前に礼をする人も少ない。このあたりは文化的な違いや道場の方針も有るのでこんなものかなといつも思っています。私が日本人なのでこれをネガティブに思うのかもしれません。

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たまにキチンと正座をしている人やマットにあがる前に礼をしている人を見るのですが、聞いてみたらブラジリアン柔術の前に空手や他の武道をやっていたとのこと。そういうのを聞くと少し嬉しくなりますね。


●どれくらいのペースで練習しているんですか? 
平均で週2-3回と行ったところでしょうか。仕事柄、月に最低一回は一週間から十日間の出張があります。そのためその期間はほとんど練習ができませんので、出張のない期間はなるべく練習には参加しようと心がけています。5日ぐらい練習をあけてしまうと自然に体がうずきますね。「受け身を取ってマットを叩きたい」「組み合ってゴロゴロ転がりたい」「オモプラッタをかけられて肩の筋をほぐしたい」とフツフツと思うようになってきます。


たまに「Blue Belt Plateau」とか「Blue Belt Blues」とか言われる青帯特有の倦怠期といいましょうか、マンネリ感というのが柔術関連のネット記事で取り上げられていますが、私の場合は幸せなことに全く無いですね。否が応でも出張で毎月1週間は柔術が出来ないので、逆にこれが心身ともによい休みになっているのかもしれません。大きな怪我をしたこともないですし。


働き方の多様性の為なのかクラスの数も多く、夜のクラスだけでなく、早朝6時半からのクラスや昼の12時半のクラスもあります。私は月曜日の早朝のクラスに参加するように努めていますが、その朝クラスには学生さんや昼や夜に働く人、夜勤明けの人など様々な人が参加しています。休み明けの月曜日の朝一番に汗をかいて一週間を始めるというのは、週末にだらけた心身を戻すという意味でも良いことだと感じますね。朝、家を出る時は非常に億劫ですが、練習が終わった後は爽快感。道場内にシャワーも完備されていますので、さっぱりした後、そのまま仕事に行く人もいます。


朝のクラス以外では週末のクラスに参加することが多いです。日曜日のオープンマットでも自由に打ち込みをやったりスパーリングをやったりしています。


●柔術の魅力を教えてください。 

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これは柔術に限られたことではないかもしれませんが、三十代後半ぐらいになると、特に男性は仕事以外で新しく知り合う人が極端に少なくなると思います。例えば年末に一年を振り返ってみてその年にプライベートで知人になった人を数えてみると僅かである人がほとんどではないでしょうか?


柔術の道場にはいろいろな人が集まってきます。今は都会に住んでいるので本当に様々な人が在籍しています。5歳になりたての子どもからリタイアした私の父親と同じくらいのおじいさんも。中には半身に障がいを持ちながら定期的に練習に参加して青帯を取得した人もいます。国籍も東南アジア、南米、ヨーロッパなど多種多様です。普段の生活では出会えないような人と定期的に会え、一緒に同じ競技で汗を流し、柔術に関してのみならず一般的な事柄に関して情報や意見を交換し合うというのは他では味わうことのできないことだと思います。

 

 

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道場では私は年齢がかなり高い方なのですが、一回りも二回りも歳の離れた人たちから学ぶことも多いですね。また、出稽古の制度はブラジリアン柔術特有のものだと思います。この制度がとても気に入っていまして、私も旅先でその地の道場を訪問して練習に参加させてもらっています。

 

行くことが決まっている町の道場をネットで検索して、1週間ぐらい前にアポを取り、出稽古制度の有無、必要なものなどを確認して当日訪問。出稽古料が必要なところもあれば無料のところもあります。同じ系列の道場であれば無料という特典がある場合もあります。有料の場合15ドル〜40ドルと都会か田舎か、有名なインストラクターがいるかどうかなど色々な条件で値段が有るようです。


統一したルールで行っているので全世界何処に行っても練習ができるというのはブラジリアン柔術の良い点だと思います。出稽古の制度が当たり前になっているので、どの道場も別に排他的でなく普通に接してくれますし。


また言語的にハードルがあっても「タップ!!」さえ言うことが出来たらなんとかなります。「タップ」は柔術の共通言語です。(笑)
日本で柔術をやられる方で海外に行く機会があれば是非一度地元の道場を訪問されることをおすすめします。

 

技術的にもスタイルが異なり、新しい発見が必ず有ると思います。私も出張で日本に帰る際は神戸にある柔専館さんでいつもお世話になっています。この道場も優しい方ばかりです。


●今後の抱負を教えてください。

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長期的な目標は、私は末永く柔術をやっていきたいと思っていますので、大きな怪我さえしなければ万々歳かと。

 

続けていく間に世界各地の道場を訪問してみたいです。また、私の子どもが今後も柔術を続けていくかどうか分かりませんが、彼がやりたいといえばそれをサポートできるようにはしたいですね。

 

中期的な目標は年2回程度大会に出たいですね。先日2年目の集大成と自分の中で決めてNAGAという大会に参加しました。道場内でのスパーリングとは全く違うことが実感できた良い経験です。



超短期的な目標は、来週月曜日の朝のクラスに出席できるよう、日曜日の夜に飲みすぎないことですかね。


 

 

●宮本さん。めちゃくちゃ柔術楽しんでいますね。お子さんと一緒に練習したり、アメリカ中の道場に出げいこに行ったり、そして世界中どこでも出げいこができるブラジリアン柔術のウェルカムなノリ最高ですね。今回はいいお話がきけました。ありがとうございます。(藤原)

 

(撮影宮本さんとチームメイト)

 


『はじめての柔術の試合』会社経営 藤沢タケヤスさんインタビュー

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藤沢タケヤス(ふじさわ たけやす)さん トライフォース新宿所属 

青帯 (40歳 2016年現在)

 


〇お仕事はなんですか?

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仕事は自営業です。建材業、遊技場、飲食業をやってます。飲食は、千葉の柏で焼肉店をやってます。22歳の時に父が病で他界したのをきっかけに、会社を引き継ぎ今に至ります。

 

〇若くして社長業を継いだわけですよね。普通の20代とは違う人生を歩んできたということですが、もし継いでなかったら何をやっていたと思いますか?

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18歳位の時からバンドを始めて、父が亡くなったのは自分が22歳の時で大学を卒業してすぐだったんですけど、その当時はヘルプを入れると3つのバンドを掛け持ちしてたんですね。Vo一つと、Ba二つで、スタジオが週に3回で、週末にライブがはいる感じで、結構忙しくというか、充実した感じで、就職活動も全くしてなかったし、暫くはバンドをメインにして、少しお金を貯めたらアメリカに住んでみたいなぁーなんて漠然と考えていました。

 

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それが大学の卒業式の日に、私は卒業式にも行って無いんですけど、父が肝臓癌で余命1年だと父自身に告げられました。そして、良かったら会社を継がないかと相談されて継ぐ事にしました。結果的にはその後半年で父は他界してしまったんですけどね。バンドは事業に専念せざるをえない感じで、スパッと辞めました。もし継いでいなかったら、団体行動が出来ないし、コミュニティも苦手なので、会社勤めはしてないと思います。考えていたら恐ろしくなってきました。

 

〇ちなみにどんな音楽やってたんですか?


やっていたジャンルは、アメリカなハードコアパンクに強く影響を受けた音だったと思います。小学生の頃は光GENJIと、マイケルジャクソンが好きな子供だったんですけど、中学生の頃はバンドブームとかの影響で、X,バクチクなんかを聴くようになって、色々なバンドに興味が出る中でパンクとかも聴くようになりました。でもまだそこまでのめり込む感じではなくて、普通に好んで聴く位のかんじだったんですけど。

 

 

〇なるほど。私(藤原)もX→メタリカとメタル路線に進んだんですが、袂は一緒だったんですね。

 

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高校生活の後半位に、学校の友達にとてもパンクに詳しい友達がいて、こんなカッコイイバンドがあるよと教えてもらったのがきっかけでかなり音楽にのめり込みました。確か120分テープにギッシリで、GORILLA BISCUITS,ALL, BAD RELIGION, AGNOSTICFRONT,OPERATION IVY,YOUTH OF TODAY, MightyMightyBosstones,MINOR THREATなど、今でも大好きなバンドが詰まっていたんですねー。あれが原体験だなぁ胸キュンだなぁー。そこから、レコード屋さんにも通うようになって、ライブにも通うようになって友達も増えて、本当に楽しかったです。因みにトライフォース新宿の周りにはレコード屋さんが集まっていたので良く来ていたんですよ。入会したばかりの時は、とても懐かしい気持ちで通っていました。あと新宿ロフトもありましたしね。

 

〇最近はレコ屋減りましたね。どんな音源でもネットで手に入るのはいいことなんですが、わざわざ遠くまで買いに行くという感覚は、我々の時代の特権だったのかなと思いますね。

 

〇柔術歴を教えてください。

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柔術歴は、トライフォースに入って約4年だと思います。その前は、10年位前に総合と柔術を教えているジムに少しだけ通った事があります。そこは直ぐに辞めて、時折友達と公共の体育館などで練習をしていました。

 

〇私と同じ朝クラスで、もう長いこと一緒に練習してますね。朝クラス(昼の11時から)に出てる人って藤沢さん含め社長が多いんですよね。ところで、今回格闘技歴足掛け10年にして初めて、柔術の試合に出たんですよね?(2016年デラヒーバカップ)どうして突然出ることになったんですか?

 

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今回試合に出てみたのは、ジムの仲間達が試合に出場しているのを見て興味がでてきたのと、知らない人の中で自分の力量を試してみたかったからです。

 

〇出て見てどうでしたか?

 

でてみて感じたことは、試合に向けた調整に結構神経を使うものだという事がわかりました。体重もそうだけど、練習量を増やしながら、でも怪我にも繋がるので疲労も計算したり。丁度季節の変わり目だったので、風邪には気を付けましたね。試合の一週間前から、家内が風邪で熱をだして、咳をゴホゴホし始めた時は恐怖さえ感じました。風邪で欠場は絶対に避けたいですからね。基本的に家内が箸を付けたオカズには、後から箸を付けない、咳したら息を止めるなど工夫をしました。そしてうちには二人の小学生の娘がいるのですが、いつも以上にウガイ手洗いを徹底させました。とにかく風邪への恐怖が半端無かったです。

 

 

そして、当日の試合に関しては、会場に着いても、割と緊張せずに過ごせていたんですが、計量してから突然緊張感が湧いてきました。

 

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試合前のナーバスな藤沢氏

 

今回の試合に当たっての目標が幾つかあったんですけど、その一つが、自分の心を出来るだけコントロールする。だったので、おーこれだ、ここで早速課題だ、落ち着け落ち着け」と自分に言い聞かせ、なるべく飼ってる犬の事など考えていました。 

 

 

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愛犬マメちゃん。メス

 

それでも、とうとう自分の出番になって呼び出された時は再び緊張感がマックスに達し、試合が始まると、とにかく筋肉が疲れました。

 

何ともいえない、全身の筋肉に乳酸が溜まっていく感じ。思った通りに体が動かないんです。それでも、水中でもがくように動いて、結果的には三試合戦いました。 しかし、戦いながら感じたのは、対戦相手も緊張していたし、凄く疲れているってことです。 皆んな、試合に向けて何かを削って準備して来て、そして当日を迎え、ぶつかり合う。何かそう思ったら感慨深くなってきたんですよね。

 

対戦相手に対して愛情というか、同じ競技の下での仲間意識というか、なにかとても爽やかなものを感じました。 あと、周りの人の応援が嬉しかったです。それが無かったら結果は違っていたと思います。

 

しかし、対戦相手への声援もあるわけで、自分のピンチにあっちは喜びの声援とかになる訳ですよね。そういうのは面白いなと思いました。今回は野次とかは無かったですが、自分は多分、相手側の応援の野次に意外に返って燃えるタイプかもしれないと思いました。見ている人がいる、という状況は試合の中で大きな要素なんだと気付きました。

 

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結果3試合戦って、決勝で敗れて銀メダル獲得!!

 


〇柔術の魅力を教えてください。

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柔術の魅力は、無数と言っても良い位に豊富なテクニックが魅力的だと思います。とても理論的に出来ている柔術のテクニックは、知れば知る程奥深く、何度も目から鱗が落ちました。そしてその日の体調に合わせて、スパーリングの強度もテクニックで変えられます。ちょっと昨日の飲酒が響いてるな、って日はなるべくボトムポジションで固いディフェンスを敷いて耐える練習をしたり。よし、今日は思い切り行きたいなと思えば、トップポジションで右に左に動いても良しです。強度を調整出来れば、練習回数も増やせると思います。

 

それと、ストレスの発散には本当に役立っています。悩み事が有っても、練習が終わればすっかり忘れてしまいます。実は結構仕事の事なんかで悩んでいた時期もあったんですが、柔術のお陰で、本当に救われました。練習が終わると頭がスッキリしているんです。

 

柔術の魅力はいっぱいあるのですが、あとはやはり、色々な人と友達になれるって所ですね。年齢も仕事もバラバラな人達が集まって、汗ビチョビチョになって、あーでも無いこーでも無いとやってるのは本当に楽しいです。

 

 

 

〇逆に柔術やっててココがいや。ということってありますか?

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指の関節がボコボコになること。

電車でテクニックの事を考えていて、駅を乗り過ごしてしまう事がある。

子供に技をかけて泣かす。

嘘をついてでも練習に行きたくなる。

練習の後のビールが美味しすぎる。

練習の後のゴハンが美味しすぎる。

柔術を知らない人に説明するのが面倒くさい。

テーブルの脚にデラヒーバフックをかけてるのを見られると恥ずかしい。

寝返りにエビを使うようになる。

 

 

〇あるあるが沢山でてきましたね。今後の抱負を教えてください。


とにかく怪我をしない事と、無理をしない事ですね、末長くやって行きたいので。常に楽しんでやっていこうと思います。 技術的な事で言えば、スパイダーガードを練習するのと、ミドルレンジのパスガードを練習しようと思います。


 

〇藤沢さん。ありがとうございました。私自身初めて試合に出たのが、2010年頃で、もうよく覚えていないので、このブログで初めての試合という感じの記事を書けないでいました。今回こうやってフレッシュな話が聞けて本当に良かったです。

 

藤沢さんの経営している焼き肉屋さん

柏とらのや(食べログリンク)

 

 

撮影場所:トライフォース新宿

 

 

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芝本 幸司
師匠の本がついに発売。ぶっちゃけ初心者向けではないですけど、モダンの動きを取り入れたい方にはオススメです。個人的には、もっと芝本エピソードを盛り込んでほしかった。芝本先生は文才も結構あるんです。ベリンボロコンセプトは、現代の競技柔術では、多用されていますし、これを知らないとガンガンかけられてしまうでしょう。この本に書いてある技術は、芝本先生編のベリンボロで、巷にはこれ以外の使い方もあると聞きます。是非ともこれを見て分析の一助にしたり、自分なりのルートを作ってみてください。ちなみに、僕はベリンボロは習えばだれでもできる技だとは思いません。ベリンボロ向きの体型や体の柔らかさ、もっといえばセンスが大きく占めていると思います。選ばれしものしかできないんです。それを追いかけるロマンがあるのでしょうね。

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